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  353. 《 2024/01/28(日)  鷲峰山-ハイク 》 15km (単独) map
   大道神社 → 林道分岐 → 金胎寺 → 五光の滝 → 鐘掛 → 金胎寺 → 鷲峰山 → 金胎寺 → 釈迦岳 → 林道分岐 → 大道神社


1月最後の土日もどちらかハイクに出掛けたかった。
しかし土曜日は二日酔いで昼過ぎまで寝てしまう。
そういう訳で日曜日に出掛ける事になるが、当初は電車でのアプローチを計画していた。
しかし車でも何とか行けそうなので、やっぱり車で向かう事にする。
今回、向かう先は京都府南部にある鷲峰山。

当日はマイカーにて阪神高速〜近畿道〜第二京阪を通って京都府に入る。
下道に入ると路面が若干湿っているみたい。
気温は2〜3℃と云う事もあり、慎重に進んでいく。
山歩きを開始する大道神社辺りには7時前に到着した。
辺りは未だ薄暗く、登山準備を進めていると、次第に明るくなってくる。

登山準備を済ませ6時50分頃に出発する。
歩いて間もなく分岐を道標に従い右へ折れて進む。

 歩き始めて間もなくの分岐を右へ

歩いて行く道はダートの林道で、人の気配が無く凄く静か。
さらに進むとまたもや分岐が現れ、道標は左を指していた。
車両進入禁止の鎖を越えてコンクリート舗装路を上がっていく。
中々の急勾配だ。

その後も分岐はあったが、基本は道なりに進んで行った。
ルートの両側は見通しが悪い、個人所有の私道林道のようだった。

 序盤の登山道は展望が無い

登山開始から約40分歩くと、切り開かれた地点に出る。
樹木が伐採してあると中々な景色だ。

 だいぶ歩くと切り開かれたところに出る

そこをさらに進むと林道ゲートが出てきて、それを過ぎるとトイレと東屋がある休憩所に着いた。

 林道出合にあるトイレ・東屋がある休憩所

休憩所にて小休憩する。

休憩所から直ぐに舗装林道に出合い、直進気味に山頂方面へ歩いて行く。
あまり登山対象となっていない山域からか、眺めの良い地点もあったが、あまりパッとしなかった。

 連なる鉄塔を望む

ちょうど8時には山上付近の舗装路分岐に出た。
要するに車でも此処等辺りまでは来る事が出来るようだ。
山頂は近いので道標頼りに進み、左手に車止めがある脇道が出てきた。

 左の脇道へ入り上がっていく

ココからは入山料\300-が要るようで、上がった先で支払うようだ。

さらに進むと案内板が出てきた。
この山域ではクマの出没があるみたいだ。

 クマ出没注意!!表記のある案内板

全くひと気が無いので少し不気味な感じがある。
その後、直ぐにお寺の門が出てきた。

 金胎寺 門を潜って進むと社務所へ 入山料¥300-を払う

中へ入ると、トイレや無料休憩所がある、まぁまぁ立派なお寺があった。

しかし、社務所には誰も居ないようだ。
それと、山頂付近のお寺に行場巡りがあるのは、事前に知っていたのだが…。
いざ、お寺に着いて内容を確認すると行場巡りに2時間もかかるみたい!?
時間は8時過ぎだし、折角来たので周回する事にした。
入山料を入れる箱に300円を入れ、手帳に名前、居住地、入山時刻を記入した。

行場案内図を頂いて、早速行場巡りを開始する。

 行場案内図

社務所に向かって左側より進んでいく。

 ココから行場巡りへ向かいます


 行場巡りのゲート

ルートは整備されてそうな感じだ。
しかし最初のポイントである迎え行者まで、ほぼフラットな道を歩いて10分ほどかかった。

 迎え行者

続く行場の辻には、少し下って3分ほどで到着。

 行場の辻


ココから一方通行で時計回りに周回する。
分岐を左へ折れて進み下っていくと東覗に着く。

 東覗

大峰山の西ノ覗岩と比べると迫力に欠けるが、奈良県の大峰山に対して北の大峰と呼ばれた時代もあったとか。
続いて細い岩場のトラバース道を辿り西覗へ進む。

 東覗から下って西覗へ向かいます


 トラロープが張ってある

またも3分ほどで到着。

 西覗

私的に東も西も方角的に変わらんような気がするが…。

ココからは次の黄色い岩を目がけてルートは激下りとなる。

 西覗から急坂を下っていく

慎重に下りると黄色い岩を着き、続いて岩場を登り返して胎内潜へ進む。

 黄色い岩の手前


 胎内潜への登り

胎内潜は何処かとキョロキョロ見回すと眼下にあった。

 胎内潜の入口

思っていたよりも狭そうだ。

 足から入っていく

大人一人が通れるくらいの間を通り抜ける。

 胎内潜は人が通るのがやっと


下りた先の順路は右へ回るようだ。
進んでいくと黄色い岩直下を通るルート。
ルート全容を知っていれば胎内潜はショートカット出来るなぁ。
続いて下っていくと先手の滝に着いた。

 千手の滝

ロケーションは良いが水量が乏しい。
さらに下って下流に五光の滝があった。

 五光の滝

両側に大木を従えた大きな見応えある滝だった。
これまた水量が乏しいのが残念。

一度対岸に渡ると足下に獣の死骸があった。

 獣の死骸

ルートは先で再び対岸へ戻り、登り坂へ転じる。
直ぐに奇岩の護摩壇があった。

 護摩壇

積み重ねた岩の上には像が祀ってある。

時間は行場巡りを開始してから、ちょうど1時間。

 険しい岩場

鐘掛に差し掛かる。

 鐘掛の鎖場

垂直近い岩場に架かった鎖を掴んでよじ登っていく。
垂直の鎖場は下った経験はあったが、登るのは今回が初めてで長さが短かったので助かった。
その後も岩場は続いて手足を使って小鐘掛を通過。

 小鐘掛

さらに進んでも岩場は続く。
この時期だから、あまり汗をかかなくても良いが、夏場はキツいだろう。

平等岩だろうか、大きな平たい岩に赤矢印が二方向にマーキングしてあった。

 平等岩に直登と右巻きの矢印

一つは真上だが到底直登出来る手掛かりも無い。
廻り道もあったが、大きな岩の右横は岩や木を掴んでよじ登れそうなので、そこから登っていく。

 平等岩横の岩登り

結構、腕力を使った。
そして大きな岩の天辺に出ると、直登用の鎖が束ねられていた。

 平等岩上に直登用と思われる鎖が

仮に鎖が延びていても登らない方が懸命だ。
此処等は岩場がせり出しているので高度感があって眺めが良い。

 木を掴んで垂直近い岩場を登る


その後、蟻の戸渡りを経て行場の辻に戻ってきた。

 蟻の戸渡り

手前には進入禁止の標示板があった。

 周回したルート終点には進入禁止の標示板が

後は来た道を戻っていくが、迎え行者を過ぎた辺りでクマと思われる足跡があった。
たぶん行きしなは見逃しただけだと思うが、事前に注意表示もあったし、ひと気が無い山域なので居ても不思議では無い。

お寺に戻ると手帳に下山時刻を記入。
その後、ちょうど単独行の男性が居たので挨拶した後、門を出て山頂を目指す。
少し登ると本堂があった。

 本堂

右へ折れて進むと行者堂があったが、こちらは山頂では無さそうだ。

 行者堂

一旦、本堂へ戻り反対側へ進むと多宝塔があり、その脇を進んでいくと山頂に着いた。

 多宝塔


 鷲峰山の山頂

山頂には山頂標は無かったが山名プレートはあった。

 山名プレート

ココで先ほど会った男性とも話して、三角点がある釈迦岳へ向かう事にした。

またも本堂まで戻って裏手の山道を北上する。
暫く進むと車道に出た。
その後、左に出てくる高点を目指して途中踏み跡を辿り、建物横を進んだ先で登山道へ入る。
山頂には10時半過ぎに到着。

 一等三角点

北側が開けていて琵琶湖方面の展望があった。

 一等三角点から北側の展望

先ほど会った男性と十数分話した後に下山する。
舗装路の途中で男性は別ルートを辿るとの事で別れた。

その後、自身は行きしな通った林道分岐まで車道を使って戻った。
トイレを済ませた後、行きとは別の舗装林道を下っていく。
だが、歩き始めると小石が多く自車で上がって来なくて正解だったかも。
だいぶ下るとヘアピンカーブがあり、次第に道は荒れている感じは無くなった。

 舗装林道下りのヘアピンカーブ

分岐から30分以上歩くと舗装路分岐があった。
駐車地は真っ直ぐの方向だったので直進する。

その後、幾つかの分岐はあったが、何れも山へ入るダートで道なりに進むと集落に出た。
再び舗装路分岐を右へ折れて進むと右には止めた車や神社が見えてきた。
それから一旦、橋まで行って渡った先を折り返して戻る。
神社を過ぎると止めた車へ戻った。
そこには先ほど山頂で一緒だった男性も戻ってきていて、挨拶を交わした後、車で走り去って行った。

それから昼食タイムとなるのだが、いつもの如く付近にある東屋をチョイスして行ってみるが駐車場は車がいっぱいだった。
別の公園にも行ってみたが、火気厳禁とあれば無理にも出来ない。
そんな訳で先に宇治市内の温泉へ向かう。
しかし今回向かおうと思った温泉が見当たらない。
<恐らく廃館してパチンコ店に変わったようだ>

別の温泉へ向かい、何とか汗を流す事が出来たが、温泉では二度のポカミスがあり、さっきまで心地良かった山行が一転する。
帰りにも昼食タイムを取ろうと考えたが、結局時間も押してきたので、高速道に乗って帰る事にした。
でも帰る途中で新名神道の工事箇所とか新鮮なものが見られたのでヨシとしよう。




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